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親がロールモデル??

ママとボク

 

 小学校時代、両親が共働きで、一人っ子&鍵っ子生活をしていた僕。友達の家に遊びに行ったとき、友達の専業主婦のお母さんから「石川君のお母さん大変そうね。夕飯も遅いとお腹空くわよね・・・」と言われました。TVドラマだと、ここで「なんでうちのお母さんは家にいないの?」「どうして僕だけ?」と考えがちですが、当時の僕はそんなことを微塵にも考えたことがありませんでした。(笑)

なぜなら、母が自分の意思を貫きながら、家族のために身を削り、そして何よりも僕を守ろうとしているのを知っていたからです。また、そんな母を心の底から誇りに思っていたから。

だからこそ僕も中学受験という人生初のハードルに挑みました。常に何かに挑み続けている母に負けないように、懸命に勉強しました。結果、志望校に合格。つまり、小学生時代、寂しいという感覚もなく、むしろ充実した生活を送っていました・・・。

僕の家は、小学生時代、3人の小学生の「自主協力保育所」でした。3家庭のパパママが共同で子育てをしていく仕組みです。そのころから、母は画期的な発想を持ち、とにかく面白い人でした。

学童保育のママは、PTAに出ても肩身が狭かったそうです。そこで、母は、「学校の怪談」という夜間の学校を開放して行うイベントを提案。役所と学校を口説き落として実現しました。

このイベントには、学童の親、一般家庭の親という垣根を越えて、特にお父さんたちが大集合して、イベントの安全を守り、子どもたちを楽しませました。そのときのお父さんたちの参加申し込みを見ながら、母が大喜びして、「お父さん、本当は子どもと楽しみたいんだよね」と嬉しそうに言っていたことを覚えています。

ちなみに、母は子供たちを怖がらせる「怖い話をする語り部役」でした。僕は、内心「うちの母さんはスゴイ」と感じて、誇らしい気持ちでした。

「子は親の背中を見て育つ」という言葉がありますが、それは本当のことだと感じています。サラリーマンを辞め、母の会社に入社したのも生涯のライバルである母を超えたいという思いからです。アベノミクスの女性活躍推進により、少しづつ風通しは良くなっていますが、職場復帰した女性の働き方にもまだまだ課題があります。職場復帰をしたいが諦めてしまう方も多いと聞きます。私は、親の生き方、背中を見て子は育つ、つまり、親が子供のロールモデルだと考えております。そのロールモデルとなる子育て女性を支援する仕組みを母と共に実現したいと決意しております。

広報企画担当  石川裕樹

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